もったいないという考え方は日本ではポジティブな意味でとらえられていて美しい行為だと考える人が多いのではないでしょうか。
確かに日常生活の中ではその通りなのですが、fxのトレードではリスクでしかありません。
これからもfxのトレードをやっていくのであれば徹底的にもったいないという考え方は捨て去った方がいいです。
SDG’Sが重んじられてきている昨今では、ちょっと時代に逆走しているようにも捉えられるかもしれませんが、チャートを開いてトレードを始めた時からは一切のもったいないという考えは封印してください。
ポジションを持ったら、損切りラインの変更やチキン利確はすべきではありません。
fx初心者には少しきついことかもしれませんが、見る所が違います。
損切りラインにローソク足が届きそうになってしまったのであれば、それはエントリーポイントのまずさを考えた方がいいです。
また、チキン利確してしまったら、損切りラインを動かして少ない利益の確保が出来ていないことに注目するべきです。
fx初心者であれば、ポジションを持ったら不安の方が大きいでしょうが、この不安を克服するには勉強が必要です。
経験を積んでいけば変な所でポジションを持つ可能性が低くなります。
利を積み上げていく感覚が養われていけば大きく稼げるようになる可能性が高くなっていきます。
ダラダラと経験を積み上げていくのではなく、勉強しながらいい経験を積み上げていってくださいね。
小さく小さく
誰でも損をするということを好むトレーダーはいません。
目的が目先の損を想定して損益の範囲を限定してその先の大きな利益の獲得であればあり得るのかもしれませんが、単純な損失はだれしも避けたいものです。
ここでfxで稼いでいる人とfx初心者との差が出てくるのではないでしょうか。
まあ、そもそもfxで稼いでいるトレーダーさん達はエントリーポイントのチョイスが凄いだろうし、資金力も凄いのでリスクヘッジもうまいのでしょう。
fx初心者はまだまだ資金力も十分ではない場合が多いだろうから、資金の減少はより過敏になってしまうのは仕方がない事ではありますが、気を付けて欲しいことは資金管理なのです。
まだデモトレードあればいいのですが、リアルトレードであればなおさら資金の増減に敏感になってしまうのではないかなと思います。
リアルのfx口座はいろいろな人が利用しています。
なので、そのfx口座はそういった人たちに対応をしなければいけませんね。
出来るだけ多くのパターンに対応しなければいけないのです。
何百万円も何千万円も口座に入っている人もいるだろうし、数万円から数十万円くらいの資金の人もいるでしょう。
たくさんの資金が口座に入っている人にとって1万円は痛くも痒くもないでしょうし、数万円から十数万円の人にとっては1万円の消失は結構ダメージが高いのではないでしょうか。
fx初心者はリアルトレードに移行する時は最小取引単位をチェックしてくださいね。
慣れてきたらじょじょにロット数を上げていって利益を大きくしていくことを考えて、最初は1円単位でもいいので出来るだけ小さく始めてくださいね(もちろん利益も1円単位ですが)。
デモトレードではうまくできたのにリアルトレードでは全然だめだったという話はよく聞きます。
リアルトレードで実績が出来てきたら、もっと稼げる口座に移るというプランを立てた方がスマートなのではないでしょうか。
損切りや利確の時
損切りや利確の時にももったいないの気持ちがあると、わかっていても損切りラインを動かしたり、チキン利確をしてしまってあとから後悔をしてしまうことがあるのではないでしょうか。
もしかしたら、もうちょっと我慢したらこのピンチを切り抜けられるのかもしれないとか、ここで利確をしておかないともうこれ以上は利益は伸びそうにないと感じてしまう事って、特にfx初心者の時に多く見られるように思います。
デモトレードだからいいやって思わないでくださいね。
もしかしたら、そのデモトレードの時に無意識のうちに変な癖がついてしまうかもしれませんよ。
デモトレードだからといって損切りラインを動かしてしまったら、本当の問題のどうしてそのポイントでエントリーしてしまったのかということが見えづらくなってしまいます。
根拠のエントリーはすべきではないのですが、その根拠の精度が低くても意味がないのです。
イグジット(利確)の時も同じで精度の高い根拠の基でイグジットをする癖をつけていかないとリアルトレードで痛い目にあってしまう可能性が高くなってしまいます。
イグジットをする前に何度か損切りラインを動かして、少しずつの利益の確保をしていくことを癖にしてくださいね。
リスクマネジメント
fxも投資の一種だと考えています。
そして、その投資の一つ一つが自己責任で行うもので、その一つ一つにリスクも付いてきます。
このリスクとどう付き合っていくのかをしっかりと考えるようにしてくださいね。
いかに損をしないのかではなく、どこまで許容できるのかという風に考えていくといいと思います。
最初はその許容額は少ないのかもしれませんが、じょじょに大きくしていくように考えるといいのではないでしょうか。
焦ってもいきなりリスクとうまく付き合えるようになるわけではないので、時間のある時に手法や知識を学ぶとともにリスクマネジメントも学ぶようにしていくことをお勧めします。
目標設定の記事の時にも書いたのですが、実際の数値設定をする癖をつけるといいのではないかなと思います。
現在の資金がこのくらいで、許容できる損失額はこのくらいという風に数値を意識する癖をつけるとトレードがやりやすくなるのではないでしょうか。
例えば、今回の許容範囲はこのくらいなのでこの額を超えたら今日はもう様子見だけにして戦略の勉強や反省をする時間にするという風にすれば、感覚でトレードをするよりも断然強くなっていくのではないでしょうか。
デモトレードのうちからこういったリスクとの向き合い方を学んでいった方が実践で役に立ちますね。
マインドセット
fx初心者のうちはどうしても感覚でトレードをしがちだと思いますが、それはあまりいい方法だとは思えません。
どうしていいのかがわからないので仕方がないのかもしれませんが、まだ慣れていない時期でチャートをみていてここから動きそうだなと感じたら一旦冷静になってみるといいと思います。
ひとつのヒントとして、こういった時は先輩方はどう捉えているのかをチェックしてみるのもいいのではないでしょうか。
fx掲示板をみるといろいろな意見が飛び交っています。
ヤフーのfx掲示板は、ずっと前の書き込みも読めるので便利かなと思います。
注意して欲しいのは、いろいろな人が書き込みをしているということです。
売り方の人、買い方の人、大きい時間足でチャートを見ている人、自分と同じ時間足で見ている人と様々です。
ひとつの意見として俯瞰してみるのがいいのではないでしょうか。
ここから動きそうだなと感じても人によっては違う見方があります。
ここから動きそうだなと感じてしまうとエントリーしたいという気持ちが強くなってしまうものなのですが、一旦引くということを癖にしてもらいたいなあと思います。
冷静にチャートを見て欲しいのです。
衝動でトレードをしても常に勝てるとは限りません。
冷静にチャートを分析して勝てる所を探す癖をつけてくださいね。
fxはゲームのようではありますが、ビジネスなんです。
まとめ
fxのトレードにおいてはもったいないという気持ちはリスクでしかないです。
ポジションを無理に維持しようとすれば深みにはなってしまう恐れが出てきてしまいます。
ダメだったら次のチャンスを待てばいいのです。
ただし、そういった時は取り返してやろうという気持ちがあるのであれば、冷静になるまで待ったからトレードをした方が勝てる可能性は高いと思います。
負けたら負けたらでそこから何を学ぶことが出来たのかが重要です。
そして、同じ間違いを繰り返さないことを心掛けることが生き残っていくコツなのではないでしょうか。
資金損失は怖いものですが、許容できる体制を作ることで資金損失の恐怖と向き合っていきましょう。
投稿者プロフィール
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plankam ぷらんかむ
FX歴は、ざっと10年くらいでしょうか、コツコツと続けてきています。
もともと政治や経済のことが好きで、FXへの興味もあったので続けてこられているのではないかなと思います。
基本的にはテクニカルに比重を置いてチャートを見ています。
FXを始めた頃は、失敗の連続でしたが、その失敗のおかげでこのブログを書き続けられているのかなと思えば、過去の失敗もそんなに悪いことではなかったのかなと、最近は思えるようになってきました。
たまたま運が良かっただけだとも感じているので、FX初心者さんにはほどほどの失敗の方がいいだろうなあと考えると、こんな道しるべがあってもいいんじゃないかなと思っています。
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