この幾何学的な模様は一見適当にデザインされたもののように見えますが、FXの経験者であればこれが何を意味しているのかパッと見でわかります。
いい経験や苦い思い出がある事でしょう。
この図柄はローソク足、もしくは平均足の動いた後であり、三角形はトレンドラインを表しています。
よくあるパターンでは抜けた方についていくというのがセオリーではありますが、これがどうして、なかなかそう単純には動かないのがFXだったりします。
たまに素直にセオリー通りに動く事もありますが、それは世の中というか、マーケットの状態が比較的落ち着いている時に限るのではないかと思います。
多くの人の願いは世界平和ではありますが、ことFXに関していえば、そんな平常時よりも何かしらの不安材料があった方が相場は活気に満ち溢れ、動きが激しくなる傾向があると感じています。
だからといって、世の中のトレーダーさん達が世界平和を願っていないのかといえば、そうでは無いと信じたいです。
実際に何人かのトレーダーさん達とお会いしたことがあるのですが、どの方もとても温和な方で、笑顔が凄くお似合いになられていて、しかもスマートなんです。
勿論そんな方ばかりではないでしょうが、個人的にはFXに携わっておられる方は、大人の方が多いイメージを持っています。
特にテクニカルを重視するのであれば、FXは論理的に見ないといけない部分が必ずあり、根拠を求められる事が多いように思います。
根拠を求められるといっても、だれにも飲められるものではありませんが(あえて言えば自分かな)、根拠のないFXトレードは無残な結果が待ち受けている可能性が高いと考えています。
まあ、しっかりした根拠がある時でも負ける時は負けるのですが、可能性として根拠があった方が勝ちやすいんじゃないかなと思います。
トレンドラインのトライアングルを抜けたからといって、必ずしもそのままその方向に突き進んでいくかというと、そうでもない事もしばしなあります。
ローソク足の実体が完全に抜けてもまた戻ってくることもあるのです。
そこで可能性というものが出てくる。
その可能性とは何かというと、インジケーターだったりします。
残念ながらサインツールで全世界のトレーダーさん達が愛用しているエントリーサインが出るインジがあればわかりやすいのでしょうが、知らないだけかもしれませんが、そんなインジは無いのだと思います。
FXに聖杯などないとよく目にしますが、本当にその通りだと思います。
それは何故かと考えてみたのですが、それは個人個人でスタイルがあるからなんじゃないかなと思います。
先ほどのトライアングルから出たから抜けた方についていくというのがありますが、そのトライアングル自体どのくらいのトレーダーさん達が見ているのかなんて知る由もないです。
有料、無料インジで自動でラインを引いてくれるものはたくさんありますが、多くのトレーダーさん達は自分でラインを引いているのではないかと思います。
ここで重要になってくるのが経験値です。
より重要なポイントとポイントをラインで結べるのか。
これは経験値が高く無いと出来ない技です。
ではFX初心者や少しかじったくらいのトレーダーさんだとFXは難しいのかといえば、正直難しいとは思います。
ですが、それを克服するために練習を重ねていけばそれなりの事は出来るようになってくるのではないかと思います。
そこで、より高度なラインを引いてくれるインジが必要になってくるのです。
ただ最初から高価なものを手にしてもそれだけで勝てるものでは無いので、トータルでレベルを上げる必要があります。
そのためには、最初はデモトレードで感覚を掴み、リアルトレードに移行して小資金、小ロットでのトレードをしていって経験を積んで精度を上げていく必要があります。
最初はお金をかけずに、段階に応じて資金を投入していくのがベストなんじゃないかなと思います。
投資資金にまわすもよし、有料ノウハウや有料インジにお金をかけるのもいいでしょう。
投資資金にまわす場合は、必ず損切りの設定をする癖をつけてください。
何度も負けてしまう場合はもう一度でもトレードからやり直すのがいいと思います。
有料ノウハウや有料インジに資金を投入する場合は、よく調べてから購入するのがいいと思います。
とても良さそうに思えたので購入してやってみたら全然使えないものだったという話はとても多くあるようです。
自分の経験からなのですが、こういった場合に考えて欲しいのが、自分の力不足なのか、本当にダメなノウハウやインジだったのかという事です。
7,8年前に購入したノウハウというかシステムだったのですが、当時は全く使いこなせなくて一時期使わなかったのですが、ある時ふと思い出したかのように使ってみたらこれ使えるやんっていう事もありました。
それは今でも使っています。
FXの面白い所は、最新だけが正義では無いという事。
昔ながらの考え方や手法が今でもちゃんと使える所ではないかと思います。
FX全体を知る事がとても大事だと思いますし、常に勉強するんだという気持ちが大事かなと思います。
焦らずじっくりと腰を据えて向き合う事をお勧めします。
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