ボリンジャーバンドの使い方|FX初心者の8視点

fxブログ

ボリンジャーバンドは、FX初心者がチャートに慣れるために使いやすいインジケーターです。

ただし、上のバンドに触れたから売る、下のバンドに触れたから買う、という使い方だけで判断すると危険です。

大事なのは、サイン探しではありません。

中心線、バンドの広がり、ローソク足の位置、上位足の流れをそろえて見て、エントリー候補と見送りを分けることです。

この記事では、FX初心者がボリンジャーバンドを使うときに見るべき8つの視点を整理します。

ボリンジャーバンドを見るときは、まず次の8つを順番に確認すると判断材料を整理しやすくなります。

見るポイント 確認すること
中心線 相場の向きが出ているか見る
バンド幅 広がりと縮まりを確認する
ローソク足 中心線の上か下かを見る
反発判断 バンド接触だけで決めない
スクイーズ 動き出す方向を待って見る
上位足 大きな流れと逆でないか見る
損切り位置 入る前に撤退ラインを決める
記録 判断理由を残して検証する

この記事では、ボリンジャーバンドをFX初心者がどう見ればよいかを先に整理できます。

この記事を読んでわかる事

確認項目 わかること
基本の見方 中心線と上下バンドの役割
使い方 初心者が見るべき順番
注意点 バンド接触だけで判断しない理由
練習方法 デモで確認しやすくする流れ
見送り判断 無理なエントリーを避ける考え方
検証 判断理由を記録して見直す方法

ボリンジャーバンドの使い方は増やすより絞る

FX初心者がやりがちなのは、判断に迷うたびにインジケーターを増やすことです。

しかし、表示するものを増やしても、どこを見るかが決まっていなければ判断は安定しません。

インジケーターを増やしても判断は安定しにくい

ボリンジャーバンドに移動平均線、別のオシレーター、ライン、ニュース情報まで重ねると、一見しっかり分析しているように見えます。

でも、実際には「買いに見える材料」と「売りに見える材料」が同時に出て、さらに迷いやすくなります。

初心者に必要なのは、たくさんの根拠ではなく、毎回同じ順番で確認できる型です。

ボリンジャーバンドも、万能な判断材料ではありません。

チャートを見る順番を決めるための道具として使う方が、現実的です。

初心者は見る場所を先に決める

最初に決めるべきことは、どのバンドで反応したかではありません。

中心線の向き、バンドの広がり、ローソク足の位置、上位足の流れ、損切り位置を確認する順番です。

この順番を決めないままチャートを見ると、都合のよい形だけを拾いやすくなります。

ボリンジャーバンドは、エントリーの正解を教えてくれるものではなく、迷いやすい場所を見える化する補助線です。

FX初心者が先に知るべきボリンジャーバンドの基本

ボリンジャーバンドの中心線と上下バンドの見方を示した図解

ボリンジャーバンドを使う前に、最低限の仕組みだけは理解しておく必要があります。

FXの始め方から整理したい場合は、先にFX初心者のためのFXの始め方で、口座準備前に確認したい基本や注意点を押さえておくと読み進めやすくなります。

難しい計算式まで覚える必要はありませんが、バンドがなぜ広がったり狭まったりするのかを知らないまま使うと、判断を誤りやすくなります。

中心線と上下のバンドの役割

ボリンジャーバンドは、中心線を基準にして、その上下にバンドを表示するインジケーターです。

MetaTrader公式ヘルプでは、ボリンジャーバンドは移動平均線から一定の標準偏差ぶん離して描かれ、相場の変動が大きいと広がり、変動が小さいと狭まると説明されています。(MetaTrader公式ヘルプ

中心線は、価格の流れを見るための軸です。

上のバンドと下のバンドは、価格が中心線からどの程度離れているかを見る目安になります。

ただし、バンドに触れたこと自体が売買の合図になるわけではありません。

スクイーズとエクスパンションの見方

バンドが狭くなっている状態は、値動きが小さくなっている場面です。

この状態はスクイーズと呼ばれます。

反対に、バンドが外側へ広がる状態は、値動きが大きくなっている場面です。

この状態はエクスパンションと呼ばれます。

初心者が見るべきなのは、バンドが狭いか広いかだけではありません。

狭い状態から、どちらへ広がり始めたのかを見ることです。

ボリンジャーバンドのスクイーズとエクスパンションを比較した図解

バンドウォークを見落とさない

価格が上のバンドや下のバンドに沿って動き続ける場面があります。

この状態はバンドウォークと呼ばれることがあります。

初心者が危ないのは、上のバンドに触れたからすぐ売る、下のバンドに触れたからすぐ買う、と決めつけることです。

強い流れが出ている場面では、バンドに沿って動きが続くこともあります。

反発だけを見るのではなく、流れが続いている可能性も残して考える必要があります。

ボリンジャーバンドの使い方で確認する8つのポイント

ボリンジャーバンドの使い方で見る8つの確認ポイント

ボリンジャーバンドは、単独で売買を決める道具ではありません。

初心者は、次の8つを同じ順番で確認すると、チャートの見方が散らかりにくくなります。

中心線の向きを見る

最初に見るのは中心線の向きです。

中心線が上向きなら上方向の流れ、下向きなら下方向の流れを確認します。

横向きなら、方向感が弱い場面として扱います。

中心線を見ずに上下のバンドだけを見ると、反発狙いなのか流れに乗る確認なのかが曖昧になります。

バンドの広がりを見る

次に、バンドが広がっているのか、狭まっているのかを見ます。

広がっているなら、値動きが大きくなっている可能性があります。

狭まっているなら、まだ動き出す前の可能性があります。

初心者は、動き出す前に焦って入るより、どちらへ広がるかを確認してから考える方が無難です。

ローソク足の位置を見る

ローソク足が中心線の上にあるのか、下にあるのかを確認します。

中心線の上で推移しているなら、買い方向の勢いが残っている可能性があります。

中心線の下で推移しているなら、売り方向の圧力を警戒します。

ただし、ローソク足の位置だけで判断するのは不十分です。

中心線の向きや上位足の流れと合わせて見る必要があります。

上限下限だけで反発を決めない

上のバンドに触れたから売る、下のバンドに触れたから買う、という判断は単純すぎます。

反発する場面もありますが、そのままバンドに沿って進む場面もあります。

初心者は、バンド接触をエントリー合図ではなく、注意して見る場所として扱う方が安全です。

「触れたから入る」ではなく、「触れた後にどう反応したか」を確認します。

ボリンジャーバンドの反発とバンドウォークの違いを示した図解

スクイーズ後の動きを待つ

バンドが狭くなった後は、次の値動きが大きくなることがあります。

ただし、どちらへ動くかを先に決めつけるのは危険です。

スクイーズを見つけたら、上へ抜けるのか、下へ抜けるのかを待ちます。

抜けたように見えて戻ることもあるため、ローソク足の確定や上位足の流れも確認します。

上位足の流れと合わせる

初心者が見落としやすいのが、上位足の流れです。

短い時間足では買いに見えても、上位足では大きな下落の途中ということがあります。

反対に、短い時間足で売りに見えても、上位足では上昇の押し目に見えることもあります。

ボリンジャーバンドを見る時間足を決めたら、その上の時間足も確認して、流れが大きく逆らっていないかを見ます。

損切り位置を先に決める

ボリンジャーバンドを見てエントリー候補を考える場合でも、損切り位置は先に決めます。

入ってから考えると、都合よく引き延ばしやすくなります。

FXは証拠金を使う取引であり、金融庁も、差し入れた証拠金以上の損失が生じるおそれがあるリスクの高い商品だと注意喚起しています。(金融庁

だからこそ、エントリー候補を見る前に、どこで間違いを認めるかを決める必要があります。

記録して再現性を見る

最後に、判断理由を記録します。

記録するのは、勝ち負けだけではありません。

中心線の向き、バンドの広がり、ローソク足の位置、上位足の流れ、損切り位置、見送り理由を残します。

記録がないと、うまくいった取引だけを覚えて、悪かった判断を忘れます。

ボリンジャーバンドを使う目的は、都合のよいサイン探しではなく、同じ条件で検証しやすくすることです。

初心者がやりがちなボリンジャーバンドの誤解

ボリンジャーバンドは便利ですが、誤解したまま使うと判断が荒くなります。

特に初心者は、見た目の分かりやすさに引っ張られやすいので注意が必要です。

触れたら逆張りと決めつけない

もっとも危ないのは、上のバンドに触れたら売り、下のバンドに触れたら買い、と固定することです。

レンジ相場では反発の目安になることもあります。

しかし、強いトレンドが出ている場面では、バンドに沿って動き続けることがあります。

逆張りを考えるなら、反発した事実、上位足の位置、損切りの置き場所まで見てから判断します。

設定変更に逃げすぎない

負けた後に設定を変えたくなる気持ちは自然です。

ただ、毎回設定を変えると、何が良くて何が悪かったのか分からなくなります。

初心者のうちは、設定をいじるより、同じ条件で見続けることを優先した方が検証しやすくなります。

設定変更は、記録を見て明確な理由がある場合だけに絞るべきです。

ボリンジャーバンドだけで完結させない

ボリンジャーバンドだけで相場を判断しようとすると、見落としが増えます。

水平線、高値安値、上位足の流れ、経済指標前後の値動きなども確認が必要です。

インジケーターは判断を助ける道具です。

最終的には、どこで入るかより、どこなら見送るかを決められるかが重要になります。

デモトレードでボリンジャーバンドを練習する流れ

ボリンジャーバンドは、知識として覚えるだけでは使えるようになりません。

デモトレードや過去チャートで、同じ順番で確認する練習が必要です。

エントリー前に見る順番を固定する

練習では、毎回同じ順番で確認します。

中心線、バンドの広がり、ローソク足の位置、上位足、損切り位置の順で見ると、判断が散らかりにくくなります。

途中で「なんとなく入れそう」と感じても、順番を飛ばさないことが大切です。

順番を守れないなら、その取引は見送る理由になります。

見送りも練習に入れる

初心者は、エントリーした場面だけを練習だと考えがちです。

しかし、実際には見送る判断も重要です。

バンドが狭いのに方向が出ていない、上位足と逆方向、損切り位置が遠すぎる。

こうした場面を見送れるようになると、無理な取引を減らしやすくなります。

結果より判断理由を残す

練習で見るべきなのは、結果だけではありません。

利益になったか損失になったかより、入る前に決めた条件を守れたかを確認します。

条件を守って損失になった取引と、条件を破って利益になった取引は、分けて考える必要があります。

後者を成功体験として覚えると、次の判断が崩れます。

ボリンジャーバンドだけで判断しないための注意点

ボリンジャーバンドは、チャートを見る補助にはなります。

しかし、相場の急変や流動性の低下まで予測できるものではありません。

上位足とラインを合わせて見る

バンドの形だけでなく、過去に何度も反応している価格帯も確認します。

上のバンド付近に過去の高値があるなら、反発しやすい場所として注意します。

下のバンド付近に過去の安値があるなら、そこで止まる可能性も考えます。

ただし、ラインも絶対ではありません。

反発とブレイクの両方を想定し、損切り位置を決めてから判断します。

急変時はリスク管理を優先する

経済指標や要人発言の前後は、普段と違う値動きになることがあります。

ボリンジャーバンドが広がっていても、それだけで取引しやすい場面とは言えません。

値動きが速い場面では、損切りが想定より不利な価格で成立する可能性もあります。

初心者は、分からない場面で無理に入るより、見送る選択を先に持つべきです。

まとめ:ボリンジャーバンドは判断を固定する練習に使う

ボリンジャーバンドは、FX初心者がチャートに慣れるための助けになります。

ただし、上のバンドに触れたから売る、下のバンドに触れたから買う、という単純な使い方では弱いです。

見るべきなのは、中心線の向き、バンドの広がり、ローソク足の位置、スクイーズ後の動き、上位足の流れ、損切り位置、記録です。

ボリンジャーバンドを使う目的は、相場の正解を当てることではありません。

毎回同じ条件で確認し、見送りも含めて判断のブレを減らすことです。

初心者ほど、インジケーターを増やすより、ひとつの道具を同じ順番で見続ける方が練習になります。

次に内部リンクを入れるなら、エントリールール、損切りルール、上位足の見方、ダウ理論、デモトレードの練習方法へつなげると自然です。

投稿者プロフィール

管理人
管理人
plankam ぷらんかむ

FX歴は、ざっと10年くらいでしょうか、コツコツと続けてきています。

もともと政治や経済のことが好きで、FXへの興味もあったので続けてこられているのではないかなと思います。

基本的にはテクニカルに比重を置いてチャートを見ています。

FXを始めた頃は、失敗の連続でしたが、その失敗のおかげでこのブログを書き続けられているのかなと思えば、過去の失敗もそんなに悪いことではなかったのかなと、最近は思えるようになってきました。

たまたま運が良かっただけだとも感じているので、FX初心者さんにはほどほどの失敗の方がいいだろうなあと考えると、こんな道しるべがあってもいいんじゃないかなと思っています。

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